口蹄疫 まとめ(その26)

研究課題を公募しているようだけど、手を挙げられる研究機関はどのくらいあるんだろう?と素朴に思った。牛、豚でそれぞれ検証する必要はあるんだろうなあ。疑似患畜が出なくなって一定期間が経過し、確認検査が終了すれば終息宣言が出されるのだろうけれど…

口蹄疫 まとめ(その25)

国富町での移動制限/搬出制限が解除された。 口蹄疫の発生に伴う移動及び搬出制限の解除について(平成22年7月8日 宮崎県) 1 移動制限等の解除について 6月16日に国富町に所在する肉用牛肥育農家において、口蹄疫の疑似患畜が確認されたことを受けて、当該…

口蹄疫 まとめ(その24)

西都で移動制限・搬出制限解除 口蹄疫の発生に伴う移動及び搬出制限の解除について(平成22年7月6日 宮崎県) 1 移動制限等の解除について 6月10日に西都市に所在する肉用牛肥育農家において、口蹄疫の疑似患畜が確認されたことを受けて、当該農場を中心とし…

口蹄疫 まとめ(その23)

移動制限区域内、ワクチン接種区域の外側での疑似患畜発生。現在のマニュアル(というか作業方針的な何か*1)に沿った措置をとっていれば、そう簡単に広がることは考えられない。 ただ、消毒作業に狎れてしまうと、本来徹底されているべき作業が疎かになり、…

口蹄疫 まとめ(その22)

清浄性は確認されたようだ。よかった。 都城市・日向市の清浄性確認検査の結果について(平成22年6月30日) 1 清浄性確認検査の結果及び今後の予定 ・都城市を中心に設定されている移動制限区域においては、最終発生例である280例目の殺処分を6月10日に完了…

口蹄疫 まとめ(その21)

終息に向けてまた一歩前進。都城で陰性が確認できなかった1頭が、非特異反応による偽陽性であることを祈りたい。 都城市・日向市における清浄性確認検査の進捗状況について 1 経緯 ・都城市を中心に設定されている移動制限区域においては、最終発生例である2…

口蹄疫 まとめ(その20)

ようやくゴールが見えてきたというところか。まだ、ワクチン接種した家畜の殺処分が3万頭あまり残っているし、ワクチン接種に同意していない農家への対応も残っている。とはいえ、新たな発生がなければ、確認検査の上で移動・搬出制限が解除になって終息宣言…

口蹄疫 まとめ(その19)

金曜から土曜にかけて宮崎市で疑い事例が確認され、検査結果が判明して以来、新たな発生は確認されていない。日向市、都城市では清浄性確認検査が22日から始まる。 移動制限等解除に向けた清浄性確認検査について 1 清浄性確認検査について ・ 都城市を中心…

口蹄疫 まとめ(その18)

発症確認から殺処分、埋却完了まで確実に早くなっているのではないだろうか。 宮崎県における口蹄疫の疑い事例290例目の検査結果等について(平成22年6月17日) 1 290例目(国富町)の検査結果等について ・本日、宮崎県東諸県(ひがしもろかた)郡国富町の…

口蹄疫 まとめ(その17)

臨床症状を写真判定し、その結果をもって殺処分を決定するようになってから処理速度は格段に上がっている。これなら、ワクチネーションリングの外側での発生にも十分に対応できるのではないだろうか。また、新たな疑似患畜が発見された場合は、半径1キロ圏内…

口蹄疫 まとめ(その16)

宮崎市、日向市でも発生。北と南に広がる。リングワクチネーションを実施した地域の外側での発生が気になる。消毒に不備があったのか? 飼料や家畜(現在、実際に家畜を運搬するようなことはないとは思うが)を運搬するような大型トラックの場合、タイヤが一…

口蹄疫 まとめ(その15)

都城でも出てしまった。県内最大にして全国有数の畜産地帯だけに、早期の封じ込め、特に豚への伝播防止に努めてもらいたい。 また、牛の異動履歴も気になるところ。家伝法とは別に牛トレサ法に基づいて、個体識別番号(10桁の数字の書かれた耳標で管理されて…

口蹄疫 まとめ(その14)

防疫作業のお手伝いのため、宮崎へ行って、派遣期間終了後の自宅待機期間にあれこれ考えているうちに更新が滞ってしまった。現地で見たことについては、忘れないうちにまとめよう。まずはデータの更新。 少し発生ペースが落ち始めているかも?もちろん楽観は…

口蹄疫 まとめ(その13)

明日から宮崎入りして現地で防疫作業のお手伝い。 農林水産省/口蹄疫に関する情報 発生状況等 ・発生場所(PDF:391KB) (平成22年5月20日現在) ・発生事例のリスト(PDF:105KB) (平成22年5月20日現在) ・宮崎県における口蹄疫の疑い事例の147例目〜15…

口蹄疫 まとめ(その12)

発生地域は1市4町に拡大し、疑似患畜頭数は10万頭を超えた。東国原宮崎県知事は非常事態宣言を発令した。 農林水産省/口蹄疫に関する情報 発生状況等 ・発生場所(PDF:127KB) (平成22年5月18日現在) ・発生事例のリスト(PDF:70KB) (平成22年5月18日…

口蹄疫 まとめ(その11)

農林水産省 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の72例目〜76例目について 本日、宮崎県児湯(こゆ)郡都農町の肉用牛繁殖農家1件(当該農場12頭)、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の肉用牛肥育農家1件(288頭)、肉用牛繁殖農家1件(50頭)、養豚農家2件(合計1,25…

口蹄疫 まとめ(その10)

現場にいるすべての方々が相変わらず大変なのは想像に難くありませんが、擬似患畜の発生が、今なお制限区域内に留まっているのは、関係者の死力を尽くした対応の賜物だと思います。本当に頭が下がります。軽々しく頑張れとも言えませんが、一日も早い終息を…

口蹄疫 まとめ(その9)

油断していたら68例目が出てしまった。 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の68例目について 1 農場の概要等 宮崎県えびの市(22例目の農場から西約500m) 肉用牛肥育 18頭(肥育牛18頭) また、この農場の関連農場(この農場から北東約1.5km、肥育牛11頭)にお…

口蹄疫 まとめ(その8)

口蹄疫に関する情報 37例目から『農協職員から宮崎県に対し、飼養豚の発熱、肢からの出血等を確認したと届出』という記述が見られ始めたが、51例目でも同様の記述が見られる。県職員の聞き取り調査、獣医師による立ち入り調査の他に、農協職員による調査が行…

口蹄疫 まとめ(その7)

発症が加速している。川南町の基幹産業が壊滅状態。 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の36例目〜43例目について 1 疑い事例の概要 本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の繁殖牛農家3件(合計131頭)、酪農・肉用牛複合農家1件(97頭)、養豚農家4件(合計13,984…

口蹄疫 まとめ(その6)

もしかして終息に向かっている?と思ったら甘かった。宮崎県内とか、そのぐらいのレベルでの封じ込めは機能していると言っていいとは思うが、現場である川南町での大変さはそれとは別次元のものだろう。 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の24例目〜35例目につ…

口蹄疫 まとめ(その5)

23例目まで疑似患畜の発生が公表された。終息の気配はない。鹿児島(和牛、豚それぞれ飼養頭数全国1位)、熊本(牛の飼養頭数は全国で十指に入り、九州一の酪農県)と県境を接するえびの市で豚の疑似患畜が出たのが気になる。豚は、牛よりもウイルス排出量が…

口蹄疫 まとめ(その4)

今日、17例目の疑似患畜の発生が公表された。川南町なので移動・搬出の制限区域内ではあるけど、終息の気配はない。 口蹄疫に関する情報 どうにもこうにも消毒剤が足りないらしい。輸出元の欧州がアイスランドの件で動きがとれない影響もあるのだろう。地方…

口蹄疫 まとめ(その3)

■口蹄疫発生に伴う追加対策について農水省の追加対策(予算関連)。 家伝法(家畜伝染病予防法)に基づく防疫などの対応は消費・安全局、その他の予算措置等については生産局の取りまとめ。局内でも、所管している事業によって、担当が畜産企画課だったり食…

口蹄疫 まとめ(その2)

農水省の口蹄疫に関する情報からデータを拾って1〜10例目の発生状況の概要をまとめてみた。 1例目と2例目の発生農場から概ね半径5kmでの発生に留まっていたが、9例目で鹿児島県境のえびの市でも発生。10例目の豚は県の施設だけど、まさかウインドウ…

口蹄疫 まとめ

1例目の確定診断が出たあとも終息の気配が見えないし、ここらで関連情報が拾えそうなサイトをまとめてみる。日本の場合、10桁の個体識別番号をキーにすべての牛が管理されているので、牛トレーサビリティ法に基づいた届出がきちんとされていれば、前回の発…