口蹄疫 まとめ(その6)

 もしかして終息に向かっている?と思ったら甘かった。宮崎県内とか、そのぐらいのレベルでの封じ込めは機能していると言っていいとは思うが、現場である川南町での大変さはそれとは別次元のものだろう。
 宮崎県における口蹄疫の疑い事例の24例目〜35例目について

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の繁殖牛農家3件(合計109頭)、酪農農家1件(75頭)、養豚農家8件(合計10,723頭)で口蹄疫の疑似患畜を確認しました。

(各事例の詳細については、別添資料をご参照ください。)

               



 こういうの作ってたんだな。
  農場への口蹄疫の侵入を防ぐために〜消毒薬の作り方と使い方〜(PDF:92KB) [重要]

 口蹄疫の発生を防ぐためには、各農場の飼養管理・衛生管理を徹底して、ウイルスの侵入を防ぐことが大切です。
 常日頃から農場を訪問する車両、持ち込む器具等は必ず消毒し、関係者以外の農場への立ち入りは控えましょう。
 また、飼養する家畜の健康観察を毎日丁寧に行い、おかしいなと思ったらすぐに獣医師または最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。




 食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第12回牛豚等疾病小委員会
  議事概要から抜粋してみた。

1 宮崎県における口蹄疫発生について

・今回、宮崎で分離されたウイルスは、(独)動物衛生研究所及び英国家畜衛生研究所が分析した結果、2010年に韓国や香港で分離されたウイルスと近縁であることが確認された。

2 今後の防疫対応について

・初発から2週間以上経過しているが、宮崎県での発生は半径10 km の移動制限区域(2か所)の概ね3 km 以内に収まっており、風による広範囲なウイルスの拡散は考えにくく、人や車両等による伝播が否定できないことから、あらゆる可能性を想定し、引き続き厳格な消毒や農場内への出入りの制限を実施するとともに現行の発生農場での迅速な殺処分、埋却等による防疫措置を徹底すべきである。


・移動制限区域の解除に際しての血清疫学調査等については、移動制限区域内の牛及び豚の飼養農場全戸における臨床検査及び半径3 km 以内の牛飼養農場全戸を対象とした血清学的検査を実施することとされた。

委員会のメンバーは、こちら

【臨時委員】
  岡部 信彦 国立感染症研究所感染症情報センター長
○ 田原 健 (社)鹿児島県家畜畜産物衛生指導協会事務局長
  寺門 誠致 共立製薬㈱取締役先端技術開発センター長


【専門委員】
  明石 博臣 (国)東京大学大学院農学生命科学研究科教授
  今田 由美子 (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所
             動物疾病対策センター
  佐藤 英明 (国)東北大学大学院農学研究科応用生命科学専攻教授
  清水 実嗣 (株)微生物化学研究所研究開発部長
  津田 知幸 (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所企画管理部長



(五十音順、敬称略、○:委員長)