口蹄疫 まとめ(その2)

農水省口蹄疫に関する情報からデータを拾って1〜10例目の発生状況の概要をまとめてみた。  

1例目と2例目の発生農場から概ね半径5kmでの発生に留まっていたが、9例目で鹿児島県境のえびの市でも発生。

10例目の豚は県の施設だけど、まさかウインドウレスないしSPF豚舎じゃないよなぁ・・・
豚はウイルスを増やすから厄介だ。



  1. 児湯(こゆ)郡都農町(つのちょう) 繁殖牛農家16頭(繁殖牛9頭,育成牛3頭,仔牛4頭)
  2. 児湯郡川南町(かわみなみちょう) 酪農・肉用牛複合経営 65頭(搾乳牛26頭、乳牛育成牛7頭、交雑種肥育牛14頭 等)
  3. 児湯郡川南町(2例目の農場から北約400m) 肉用牛肥育農場 118頭(和牛83頭、交雑種(F1)35頭)
  4. 児湯郡川南町(2例目の農場から西約200m) 肉用牛繁殖農場 65頭 (和牛65頭)
  5. 児湯郡川南町 (4例目の農場から西約100m) 肉用牛一貫経営 75頭 (繁殖牛44頭、育成牛1頭、肥育牛6頭、子牛24頭)
  6. 児湯郡都農町 (1例目の農場から北西約600m) 水牛・豚飼養農場 44頭(水牛42頭、豚2頭)
  7. 児湯郡川南町(2例目の農場から北東約100m) 肉用牛肥育農場 725頭
  8. 児湯郡川南町(2例目の農場から北東約2km) 肉用牛肥育農場 牛 1,019頭
  9. えびの市(1例目の農場から南西約70km) 肉用牛肥育農場 牛 275頭
  10. 児湯郡川南町(1例目の農場から南東約6km、2〜5例目の農場から南東約3km) 宮崎県畜産試験場川南支場 豚 486頭


農水省HPより
消費者の皆様へ 宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について

口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類動物に感染する病気であり、それらの動物に由来する食品を摂取しても人に感染することはありません。しかしながら、偶蹄類間の伝播力が極めて強く、畜産業における経済的なインパクトも大きいので、農林水産省は宮崎県に協力して、感染の拡大を防ぐ努力をしております。また、偶蹄類への感染の拡大を防ぐため、感染した牛や豚の肉や牛乳を市場に出さないように確実に措置しています。


発生農場における防疫措置

・ 1〜4例目及び6例目については、防疫措置(農場の家畜を殺処分して埋め、農場を消毒する)を完了。
・ 5例目については、農場の家畜を殺処分まで終了。4月27日中に上記のような防疫措置が完了予定。
・ 7例目については、上記のような防疫措置を実施中。

発生農場周辺における措置

・ 半径10 km以内における移動制限の継続中。
・ 半径10〜20 km以内における搬出制限の継続中。
・ 上記区域内の農家の聞き取り調査中。
・ 1例目周辺、半径3.5km圏内の農場について引き続き集中監視。
・ 発生農場と疫学的に関連がある農場(例えば、獣医師や飼料等が共通している農場)の追跡調査。

その他の措置

・ 他の都道府県において牛豚飼養農場を緊急調査。
・ 原因究明のため、4月29日に口蹄疫疫学調査チームが現地調査を予定。

もう連休どころじゃないんだろうな・・・

別の発生農場と会社が同一=宮崎の口蹄疫問題で−専門家

 農林水産省食料・農業・農村政策審議会」の牛豚等疾病小委員会の田原健委員長(鹿児島県家畜畜産物衛生指導協会事務局長)は28日、口蹄(こうてい)疫の疑いのある牛が発見された宮崎県えびの市の農場の経営会社が、これまでに疑いのある牛が発生した別の農場の会社と同一であることを明らかにした。